6ヶ月でネオジム相場が約2倍に上昇!
レアアースの一つであるネオジムの価格が3ヶ月では7割上昇しています。
ネオジム、ネオジム磁石、高騰理由をまとめてみました。
ネオジム、ネオジム磁石とは
ネオジムとはレアアースの一種で磁力が強く、永久磁石を生産するのに使用されます。
ネオジムを使用した永久磁石でネオジム磁石は、世界最強の磁石とされ特にモーター等に使用され電気自動車や風力発電などに最終使用されています。
ネオジム磁石は強力なため指などを挟まないよう注意が必要です。
しかし、世界最強といわれているネオジム磁石にも弱点があります。
弱点は壊れやすく、熱に弱いことです。
特に熱では300度以上になると磁力が弱まる為、高温の環境での使用ができないことです。
現在は、ネオジム磁石に別の物質を混ぜることで熱にも強くしているそうです。
高騰理由は
脱炭素化を進めている中国にて、電気自動車や産業用ロボットの需要が増加していることから相場が上昇しています。
また、中間材料にあたる酸化ネオジムの生産は中国が世界1位で約9割も生産されているそうです。
なので、中国の需要とが高いと世界的にも高騰していきます。
中国では、2020年7月に発売された上汽GM五菱の「宏光ミニEV」小型電気自動車が大人気で7月~9月で2万150台も販売し、アメリカ電気自動車最大手の米テスラをも超えて販売数をのばしています。
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充電時間は家庭用の電源を使用して6時間から7時間程度充電すると約120キロも走行できます。
170キロ走行できるモデルもあり値段は、約60万円です。
これだけ安い電気自動車なら売れるのも納得できますね。
このような背景もあり、高騰傾向が続いているようです。
まとめ
ネオジムの価格高騰ですが、中国は風力発電にも注力していますので、今後も上昇する可能性がありますので注意が必要です。
また、中国ではレアアース供給に関する条例案も公表されており、相場に影響が出る可能性が懸念されています。
今後も相場に注意していきましょう。
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